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タクシーの助手席に乗ってくる人

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車の助手席って何となく特別な感じがするのは私だけ?

”助手席は私だけの特等席”なんてもう古いか

しかしながら運転手としてはプライベート時でも仕事中でも隣(助手席)に人が乗っていると非常に緊張感が高まります(個人的感想?)

そういう意味では本当に気のおけない人以外はできれば乗っていて欲しくないポジション

そんな助手席にまつわるタクシードライバーのエピソードです

タクシーで助手席にお客様が乗ることはそう多くないです

お客様が4人という確率も全体ではそう多くありません

大抵1人か2人です

もし3人ご乗車でも大抵後部座席に3人乗ります

乗ってくるお客様にとってもやはり見知らぬ運転手の横 助手席は敬遠したいものでしょう

運転手にとっても助手席に人がいると左後方確認が行いにくいのです

特に女性のお客様が助手席に乗られるとその緊張感はMAX

※画像はイメージです

サイドミラーも確認するだけで冷や汗ものです

以前おのせした女性3人組

二人は後部座席へ座るともう一人は何と率先して助手席のドアをあけ乗ってきました

後部座席の二人は後ろで3人で乗ろうよ。と声をかけましたが

「いえ、大丈夫ですよ〜」

どうやら会社の先輩二人に気を遣って、あるいは緊張から離れるためにあえて助手席に退避したのか真相はわかりません

複数名のお客様でよくあるのが一人ずつ経由経由でご降車されるパターンです

この時もやはり一人ずつ目的地で降りてゆきました

一人、二人と降りてゆきます

そして残った3人目は何と助手席の女性

流石に私も自分の緊張感の緩和が目的で

「後部座席に移動されますか?」

と声をかけました

しかし、何とその女性は

「いえこのままで結構です」

行き先を確認すると何と10km程もある場所。。。ああ10分以上はこの状態か

うーーん、確かに20代と思しきあなたからはアラフィフな私に対しては無とも思える存在でしょう

だが私にとっては本当に緊張感MAXなんです。早くこの場から逃げ出したいです

徐に車を発進させ目的地へ向かいます

しばらくすると女性がシートポジションを変えたいのかなにやらゴソゴソとシート周辺の操作を始めました。

私の車両はレール操作はちょうど両足の間の下にあります。説明するのもちょっと言いにくいのですが一応

「両足の真ん中下にレバーがあるのでそれを引けばシートは前後に動きます。危ないので止まった時に行ってくださいね」

と伝えた瞬間

何と女性は後方に倒れていきました。

そう左下にあるリクライニングレバーを引いてしまったのです。

女性客も大慌て

「すみません 起き上がれません どうすればいいですか?」

レバーを引きながら体を起こすよう説明しましたがどうやら腹筋が辛そう

体をピクピク振るわせながら

「無理です〜起き上がれませーん」

という状態に

さすがに走行中には対処ができないためしばらくその体制のまま走行

2車線の幹線道路のため中々路肩に寄せられないので已む無く信号待ちで対処を検討

『し!失礼します!』と声をかけ 両手でシートを引っ張り

『今、レバーを引いてください。私がシートを引き上げますので』

と何とか元のポジションに戻ることができました

今の車両はアクリルシートで助手席との間が少し隔離されているためそう簡単に助手席のシートに手が出せません。半分女性客に覆い被さる感じで引き上げたのでそのあとは本当に気まずい感じでした(多分女性客にとっては何とも思っていないでしょう)

その後、シートポジションを後ろにスライドし少しリラックスした感じで帰路に向かうのでした

※だから画像はイメージだって言ってるでしょ

本当に乗ってくる人にとっては何の思いもないであろう助手席ですが運転する私にとっては本当に緊張感MAXとなる助手席搭乗です

他にも助手席に乗った時の不安としては強盗などの恐れもありますし過去にインパネ周辺を触りまくる人にも遭遇しました。さすがにこの時は少し強めの言葉で中止を求めました

安全運転の確保ができないので非常に危険ですね。

また女性ドライバーの場合 助手席に男性客が乗ってきたら本当に不安でしょうがないでしょう。これはお客様にもできれば配慮してもらいたいものですが4人のお客様の場合は仕方ないですね。

究極は一人なのに助手席に乗ってくるお客様

これは明らかに移動手段ではない明確な目的がありますね

過去にそんな経験もしましたのでぜひ併せてお読みください

関連記事→助手席乗ってもいいですか?(珍客)

皆さんは助手席のエピソード何かありますか?

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