真心?運転技術?体力勝負?
タクシードライバーは、
- 真心さえあればOK?
- 腕さえあれば、真心なんていらないよ!
- 何は無くとも体力勝負。体力一番さ!
さて、あなたはどれ?
スポーツの世界でもよく言われる
元々は日本の武道から始まった言葉とのことですが詳しくは割愛。
技術よりも真心で。とか
”心技体”の順番から考えてまずは心で次が技術・・・のように捉えられている節もありますが実のところこれは全て同格
精神(心)を磨き、 技術を向上させ、身体を鍛える
が根底にありますね。
つまり、真心だけで乗務して運転技術がおぼつかない乗務員では困りますし、運転技術は優れているけれど、接客態度が最悪な乗務員でも困ります。また、運転技術も接客も天下一品な逸材であっても、欠勤が多く、その理由が前日飲み過ぎとか寝不足だとか。あるいはいつも風邪気味な乗務員でも会社としても困りますし、自分自身の稼ぎにも大きく影響してきます。
心・技・体を分析
先にも述べましたが心・技・体は武道の世界からきた考えです
この3つの要素を極めたとき何が起こるのでしょうか
先人の考えを書物やネットで調べると、言い回しはそれぞれありますが集約すると
パフォーマンスが最大限に発揮される状態=フロー状態に入る
と言い切れると思います。
私は正直、前職のサラリーマン時代は、この心・技・体はめちゃくちゃでした。
- 毎日、終電で帰宅して缶ビールを飲んで、翌日は寝不足のまま出勤(体)
- 技術を磨く暇もなく、次々に仕事をこなすのみ(技)
- そんな生活をしていれば精神的にも滅入ってしまいます(心)
業種にもよりますが、サラリーマンの仕事は、納期が何日か、あるいは1ヶ月、1年スパンであったりますので1日の遅延はなんとか取り返せるものです。
しかしタクシー稼業は締切が1日(隔日勤務なら21時間)で区切られています。その日のパフォーマンスが落ちていると、売り上げ減に直結。取り返そうとすると事故や違反やトラブルなどを誘発してしまいます。また一般企業では、チームで仕事をしている場合が多く、同僚や上司などの力を借りることも可能です。
しかしタクシー稼業は完全一人仕事。減った収入も次の常務で挽回するのも自分自身です。誰も助けてくれません。
心技体 あえて順位をつけれならば。。。
以上のことから、心技体に優先順位はなく特にタクシー稼業のようにその日に決算が終わる仕事においては、毎乗務最高のパフォーマンスを維持していく必要があると考えます。
その中であえて順位をつけるならば、私は
体
と定義します。
もちろん、体力があっても道を知らなければ(技術)良好な運輸はできませんし、精神が荒れていれば、お客様との不要なトラブルを引き起こしてしまいます。
それでも第1位を”体”とした理由は、体調さえ良ければ、最悪な売り上げにまで陥ることはない。と私は考えています。
実は、過去恥ずかしなら、体調を壊して最低な売り上げを出したことがあります。
ある日。。。出庫は15時。 18時頃 突然腹痛と倦怠感に襲われ思うように営業ができなかった日がありました。 出庫前から寝不足気味な体調で、思わしくない状態。 結局 22時くらいから翌朝3時頃までタクシー車内で爆睡してしまいました (ほぼ青タン全滅) 目を覚ましてからキコ時間まで4時間ほど。何とか頑張り、かろうじて5万円の水揚げにて終了何とも切ない結果に終わってしまいました 原因はおそらく前日の夜に飲んだワイン。飲み過ぎではないです。軽くグラスに一杯ですが このワイン、開栓されて1ヶ月以上放置っしていたものらしい (自分が放置したことを忘れていて。飲んだ後、妻に言われて気がついた) 飲んできるときは特に違和感はなかったのですが夜寝ることから気持ち悪さが始まり 朝は寝起き悪く、こんなに調子の悪い日はタクシー転職してから初めてなくらいの絶不調でした。
と、こんな状態では、いくら技術があっても真心があっても売り上げは上げられませんね。
なので
心技体で一番大事なのは”体”
体を整えることがまずは第一と私は考えます。
皆様は心技体をどのように捉え、また整えていますか?
それでは、皆様の売り上げと安全帰庫を願いまして!
本日は失礼いたします。
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