日々の常務お疲れ様です。ロバート・ジョニーロです
以前に書いた記事タクシードライバー必須アイテムの釣り銭入れについて
私のブログでは人気記事に、入っているので、何のキーワードで来ているのかな?と、しらべてみました。
タクシー 釣り銭入れ 釣り銭バッグ
検索している人が、どんな人かまではわからないですが、おそらくは、新人タクシードライバーさんではないかな?と、推測します。
検索ヒットしたサイトを、眺めていると、
ドライバーズバッグ
なるものがを見つけました。
あ、あれだ。ザ!タクシーな感じの釣り銭バッグ。
ちょっと、いろいろ調べてみよう。
まず、わかったのは、一社しか作っていない貴重な?゛バッグであることが、わかりました。
しかも、ネットでは、Amazonでも、楽天でも、Yahooショップにも売っていないんです。ネット販売は、ENEOSの富士エネルギーと神奈中商事のみが取り扱っている程度。
なぜこの時代に、ネットショップビッグ3で取り扱わないのか?
しかも、3100円は、やすくね?
などなど、このドライバーズバッグなるものに、とても興味が湧いてきました。
前の記事でも書きましたが、私は、営業所にたまたまあった新古品を安く譲ってもらったので、実のところどこでどう手に入れるのか。全く知らないので、そんなことも合わせて調査した結果をレポートします。(いや。そんな大袈裟なことではないのですが。)
特許登録済み商品(実用新案) ドライバーズバッグ
ネットショップのサイトには
本商品は、実用新案登録(PAT. No.3094926)商品です。模造品・粗悪品にご注意ください。
富士エネルギーサイト
とな。良くあるのが、特許(実用新案)を出願だけして他社を牽制するって手法は、みられるのですが、本気の出願で、PAT.ナンバーをしっかり取ってらっしゃる。
ただし、すでに、特許の保護期間は過ぎているので、効果はないのですが、私としては、かなり使い勝手が良く、タクシードライバーさんのほとんどが、使っている、と見受けられるベストセラーな、バッグを他社が模倣して、製造販売しないのかな?と、感じました。
他社模倣品が現れない理由
こんなに売れてるのに、何で真似した、できればもっとスタイリッシュな、タクシー釣り銭バッグが、登場しないのか?いろいろ考察してみた。これは、私の個人的解釈が大半を占めるのでご承知おきください。
私は、その理由を3つみつけました
- 完成度が高い
- 安い!
- そもそもたくさん売れない
1.完成度が高い
褒めすぎですか?
いや、言い過ぎではないと思うんですよ。今でこそ、私はこのバッグは使っていませんが、通勤時のカバンの中の重さ、さえなければ今でも使っていたかと思います。
タクシー車内の狭い空間で、お釣りを瞬時に正確に取り出す。受け取ったお金を、素早く収納。チケットや商品券なども、サイドポケットに、すぐに収納。
さらに、蓋を閉めれば、ガッチリホールド。中の小銭はごちゃ混ぜにならないように工夫されています。
いや、本当に完成度が高いですよ。外観デザインは、ちょっと。。。ですが。
この、工夫を凝らした構造バッグを他社がいたから使って、採算を視野に入れようとすると。。、まあ、なかなか、商品化に踏み切れないのが実情なのではないでしょうか
2.安い!
安いです。
3100円
ネットショップ(Amazonや楽天など)で、3000円程度で、バッグを探してみると、たいていナイロン性のチープなバッグ。ガッチリしている物は見つけられないです。
このバッグが、いつから発売されていたかは不明ですが、特許(実用新案)番号から見ると出願日が
2002年12月
この記事を書いている現在2023年12月とすると、少なくとも20年以上前には製造し販売されていることになるのですね。そうすると、生産ラインも実にこなれていて、新しく設備投資をしなくても、安価に製造できるということなのでしょう。これは他社は太刀打ちできませんね。
それと、内部の小銭入れは取り出し可能な構造になっているのですが、特許庁に申請した時の図面と私が保有している古銭入れの仕切り方法が若干違うので、マイナーなモデルチェンジも行っているのでしょう
商品改善もしっかり続けつつ、安価におさえている、弛まぬ企業努力を続けていることに敬意を表します。
そもそもたくさん売れない
それをいっちゃぁ、おしまいよ。
さっきまでは褒めていたのに失礼致します。
行き着くところ、売れるか売れないか。に尽きるかと思います。いくらベストセラーとは言っても、結局はタクシー運転手くらいしか使わない。2023年時点で全国に23万人ほどいるということですが、全員が買うとも限らないし、一度買ったら、多分買い換えるような物ではなさそうです。また、私のように使わなかった人からお下がりを受ける人もいると思います。そう考えると、どれだけ売れるのか。
年間何人が、タクシードライバーに採用されているか、わかりませんが、仮に1000人として、そのうちの半分の人がかったとしましょう。
500人×3100円=1.550.000円
んー、採用人数は勝手な想像ですが、このバッグのためだけに製造ラインを作るのも、ちょっとリスキーかもしれませんね。そういう意味では、富士エネルギーさんがこの商品を開発し世にリリースしてくれていることは非常に感謝できることかと思います。
Amazonや楽天にない理由
ドライバーズバッグの、入手方法は、
富士エネルギーさんのWebサイトでの通信販売と、ガススタンド営業所での直接販売、あと神奈中商事さんが販売代理店として、やはり、ネットによる通販とガススタンドえいぎょうしょでの着雪販売のみです。
今の時代、なんでAmazonで売らないの?楽天やヤフーショッピングだって、使えばもっと拡販できるんじゃないの?
ひと事ながら、こんな心配もしますし、我々ユーザーとしてみれば、Webサイトに、送り先やら注文数を打ち込んで、代引で受け取って。と、できれば
ポチっとな!
のワンクリックで購入したいところなんですがね。
理由は、わかりませんが、これも私の憶測ですけれど、きっと
販売手数料がかかるから
ではないかな。またまたひと事ながら、余計な心配なのですが、大手ネットショップで、出店すると結構な手数料がかかります。毎日、安定して売れるなら、良いかもしれませんが、おそらくはそんなに売れないであろう。と考えると自社での対応の範疇で行うのが無難だ違います。
やっぱりネットでポチりたい
当初、私もいろいろ、もっとファッショナブルで使い勝手が良くて手頃な値段のタクシー用の釣り銭バッグはないものか?と探しました。意外とないんですね。結局、たくさん売るためにタクシー運転手だけに売れるものよりも、フリーマーケットでも使えるしキッチンカーなど、野外販売でも使える。など、いろんな人に使えるようにすると、使い勝手もなかなか難しくなるものです。
試しに、ネットショップで『タクシー用 釣り銭バッグ』検索してみると、こんなものが出てきました。
Amazonの場合
Rakutenの場合
Rakutenで検索 ”タクシー用釣り銭バック”なんとなく見た目は、ドライバーズバッグに似ている商品も多数ヒットします。ちょっとおしゃれかな。とは感じますが、ナイロン素材で、なんとなく不安な構造。使い勝手も悪そうです。
しかも! イマイチなのに結構高い金額ですよね。
毎回乗務、過酷な環境で使いまくるバッグです。ちょっとやそっとで壊れたり破れたりするのは厄介です。
まとめ
皆様も、試しにいろいろと釣り銭バッグを検索したのではないでしょうか。結局行き着くところが富士エネルギーさんの
ドライバーズバッグ
と、なったのではないでしょうか。
さすがに、実用新案を出して、登録まで済ませるだけのことはありますね。
私の考えは、
- ドライバーズバッグ
- 100円シャップのコインケース(ただし札入れは別)
の二択が有力なのではないか?と思います。
皆様も、楽しいタクシー乗務ライフをさらに、快適にするために、釣り銭入れの工夫も楽しんでみてはいかがでしょうか。
おまけ 防犯対策
今回紹介したドライバーズバッグですが、乗務中、助手席に
ポン!
と、無造作に置いている人がいます。かく言う私も、実はそうしていましたが、非常に危険です。
実車中、お客様が、運転手の気を逸らすようにいろいろと会話をしたり、窓の外に目を向けるような会話をし、ちょっとした隙に後ろから手を伸ばして、こっそりバッグを盗んで行きます。
キャッシュレス化が進んだあ現代、タクシー強盗は割に合わない。とは言われながらも、この手の被害は、未だに、発生しています。
バッグの置き位置は、目に見えない位置、足元とかグローブボックス等に隠しておくことをお勧めします。
それから考えても私のように、小さなコインケースと、お札は、胸ポケットに。と言うのが安全なのかな。と思います。
それでは、タクドラの皆様!毎日の高営収を目指して!安全第一で、乗務してまいりましょう
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